説明

アイシン化工株式会社により出願された特許

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【課題】自動変速機用トルク伝達機構において、湿式摩擦材の外周に油溜まりが発生して攪拌トルクが大きくなる場合においても、確実により大きな引き摺りトルクの低減効果を得ることができ、更なる燃費向上を実現できること。
【解決手段】自動変速機用トルク伝達機構41においては、セパレータプレート27の外周の外周突出部26以外の部分の半径は、自動変速機ケース8の内周の半径よりも1.45mmだけ小さく設定されており、外周突出部26の半径は、自動変速機ケース8の内周の半径よりも僅かに0.2mmだけ小さく設定されている。これによって、セパレータプレート27の外周と自動変速機ケース8の内周の間に広い間隙が確保されて、湿式摩擦材22の外周に潤滑油が流れるスペースが充分に存在するため、非締結状態において湿式摩擦材22がいずれかの方向に空転したときに、外周に油溜まりを発生して引き摺りトルクが上昇する事態を確実に防止できる。 (もっと読む)


【課題】自動変速機用トルク伝達機構において、湿式摩擦材の外周に油溜まりが発生して攪拌トルクが大きくなる場合においても、確実により大きな引き摺りトルクの低減効果を得ることができ、更なる燃費向上を実現できること。
【解決手段】自動変速機用トルク伝達機構1においては、セグメントタイプ摩擦材2のコアプレート3には外周の四箇所に外周突出部6が設けられ、セグメントタイプ摩擦材2と交互にセパレータプレート7が組み込まれている。コアプレート3の外周突出部6の半径は、セパレータプレート7のスプライン係合用突出部7Aが設けられていない部分の外周の半径に対して1.25mm小さく設定されており、コアプレート3のその他の部分の外周の半径は1.75mm小さく設定されているため、湿式摩擦材2のコアプレート3の外周とセパレータプレート7の外周との間に広い間隙が確保されて、潤滑油が流れるスペースが充分にある。 (もっと読む)


【課題】自動変速機用トルク伝達機構において、湿式摩擦材の外周に油溜まりが発生して攪拌トルクが大きくなる場合においても、確実により大きな引き摺りトルクの低減効果を得ることができ、更なる燃費向上を実現できること。
【解決手段】自動変速機用トルク伝達機構21においては、自動変速機ケース18の内周の複数のスプライン溝18A以外の部分20の半径は、湿式摩擦材としてのセグメントタイプ摩擦材22のコアプレート23の外周の半径よりも2.0mmだけ大きく設定されている。これによって、湿式摩擦材22のコアプレート23の外周と自動変速機ケース18の内周20の間に広い間隙が確保されて、湿式摩擦材22の外周に潤滑油が流れるスペースが充分に存在するため、非締結状態において湿式摩擦材22がいずれかの方向に空転したときに、外周に油溜まりを発生して引き摺りトルクが上昇する事態を確実に防止することができる。 (もっと読む)


【課題】湿式摩擦材において、初期摩擦特性を初期ならし作業や研磨や切削を行うことなく安定させることができ、これによって不要な研磨屑・切削屑の発生を防ぐとともに、製造工程を削減して製造時間の大幅な短縮を図ること。
【解決手段】湿式摩擦材1は、製造金型4,5で加圧・加熱されることによってリング状摩擦材基材3が芯金2の表面に圧着固定されるとともに上型4の外周側のテーパーに対応した角度αのテーパーがリング状摩擦材基材3の外周側に付けられるため、従来の製造工程に新しい工程を加えることなく、リング状摩擦材基材3の半径方向の厚さを半径方向の途中から外周方向に向かって薄くなるようにテーパーを形成しているため、リング状湿式摩擦材1がディスクに係合する際にトルクの高い外周側から、線でなく面で滑らかに係合して、初期摩擦係数を安定させることができる。 (もっと読む)


【課題】燃料電池用拡散層の弾力性を高めることができ、電解質膜の膨張および収縮に対する追従性を高めることができる燃料電池用拡散層、燃料電池用拡散層の製造方法、燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池用拡散層31,41は、燃料電池の発電反応に用いられる反応流体を拡散させるものであり、多数の炭素繊維が互いに絡み合っている炭素繊維集積体と、炭素繊維間に存在する高分子材料で形成され平均分子量が100万以下の撥水材とを備えている。 (もっと読む)


【課題】二方以上に開口した流体の流路が形成された流体制御部品を固定するための流体制御部品用樹脂製ホルダーにおいて、簡単に製造することができ、流体のシール性を確保できること。
【解決手段】流体制御部品用樹脂製ホルダー1を構成する一方のブロック2には凹面7,8,9が二箇所ずつ設けられ、他方のブロック3には凹面4,5,6が二箇所ずつ設けられ、これらの凹面4,‥‥,9には開口部4a,5a,6a,7a,8a,9aがそれぞれ設けられ、これらの周囲にはそれぞれシール材としてのアクリルゴム製のOリング4b,5b,6b,‥‥が設けられている。流体制御部品10,11を凹面7,8,9と凹面4,5,6で挟んで、締め付け具としてのボルト12をボルト貫通孔2a,3aに貫通させて、締め付け具としてのナット13で締め付ける。これによって、流体のシール性を保持しながら、合計6個の流体制御部品10,11が固定される。 (もっと読む)


【課題】燃料電池用拡散層の弾力性を高めることができ、燃料電池の内部における熱、水分、荷重の変化等に対する追従性を高めることができる燃料電池用拡散層、燃料電池用拡散層の製造方法、燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池用拡散層は、第1導電繊維および第2導電繊維を基材とする導電繊維集積体100を備えている。第1導電繊維は第2導電繊維よりも直線性が高い。第2導電繊維は第1導電繊維よりもカール性が高い。 (もっと読む)


【課題】曲面シール構造において、略円筒形状を有する流体制御部品が嵌合する略半円筒形状を有する凹曲面を有するブロックにおいて、シール性を確実に保持することができ、生産効率が高く低コストで製造することができること。
【解決手段】ブロック11は、ガラス繊維を含有したPPSからなるブロック13と、ポリエステル系熱可塑性エラストマーからなる曲面シール構造12とを、二色成形法によって射出成形してなる。曲面シール構造12は、ポリエステル系熱可塑性エラストマーからなるため弾力性及び復元性に優れており、ブロック13の略半円筒形状を有する凹曲面14に略円筒形状を有する流体制御部品が嵌合すると、略円筒形状の外周面によって押圧され、曲面シール構造12のシール部分12aは傾斜した断面形状(リップ形状)を有するため、リップ形状のセルフシール効果によって開口部15の周囲に亘って流体制御部品の外周面に密着する。 (もっと読む)


【課題】水系塗布型制振材料において、必要な箇所には厚く塗布することができ、実際に塗布される部位による乾燥炉の設定昇温条件からのばらつきがあっても、焼付け乾燥において膨れ・割れ・剥がれ等の塗膜欠陥を生ずることなく、20℃〜60℃の温度範囲で優れた制振性を発揮すること。
【解決手段】一種または二種以上の樹脂エマルジョンを主成分とし、一種または二種以上の造膜助剤と、一種または二種以上の無機質充填剤とを含有し、示差走査熱量測定(DSC)における吸熱反応の開始温度が70℃〜90℃の範囲内であり、樹脂エマルジョンの樹脂全体の重量平均分子量Mw=4万〜11万の範囲内とすることによって、乾燥特性・制振性・耐衝撃性の全てについて優れた特性が得られる。 (もっと読む)


【課題】湿式摩擦材において、内周側からの潤滑油の供給がない仕様の場合や、外周に油溜まりを発生して攪拌トルクが大きくなる場合においても、確実により大きな引き摺りトルクの低減効果が得られること。
【解決手段】湿式摩擦材の内周側からの潤滑油(ATF)の供給がない仕様(軸芯潤滑なし)の場合、すなわち湿式摩擦材の外周側からのみ潤滑油が供給される場合には、セグメントタイプ摩擦材1,1A,1Cの場合はセグメントピース3,3A,3B,3Cの外周側角部の一方または両方をR加工または面取り加工することで、加工部分からセグメントピース3,3A,3B,3Cの表面にATFが流れて相手材との間に入り込む引き剥がし効果によって、高い引き摺りトルク低減効果が得られる。また、内周側から潤滑油(ATF)が供給される場合においても、外周部におけるATFによる攪拌トルクを抑制できるため、高い引き摺りトルク低減効果が得られる。 (もっと読む)


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