加工食品
【課題】 こんにゃくを主体とした新しい加工食品の開発を行い、低カロリー食品の利用範囲の拡大を図る。
【解決手段】 こんにゃくにココナッツミルクを添加する。
【解決手段】 こんにゃくにココナッツミルクを添加する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、植物原料による低カロリー食品、特に一般の嗜好にマッチした新しい食感を与える低カロリー食品の開発に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、肥満の問題が大きな社会現象となるにつれ、低カロリー食品の開発に関心が集まりつつある。本発明者は、このような趨勢に対し、食肉に代わる、しかも食肉に匹敵する食感を持つ低カロリー食品ないしはその製造方法を開発（特許文献１、２）し、工業化して相当の普及を見ている。しかし、低カロリー食品の更なる普及のためには、食肉にこだわらぬ新しい食材の開発を進めることが重要である。
【特許文献１】特許第３４９８０８７号
【特許文献２】特許第３７２１３５１号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明においては、「コンニャク」を主体とした新しい食感を有する低カロリー加工食品を開発する。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
（１）こんにゃく粉に湯を加えてゼリー状とし、これにココナッツミルクを加えて均一な混和物とし、該混和物に水酸化カルシウムを温水に溶解したアルカリ液を加えて全体を凝固整型し、必要に応じ適宜に切り分け、加熱して残余のアルカリ分を除去することを特徴とする食材。
（２）（１）記載の食材の製造過程において、調味料若しくは調味機能を有する成分（キノコ及び／又は海藻類及び／又は食肉類の粉末若しくはエキス等）を添加することを特徴とする食材。
（３）（１）又は（２）記載の食材に他の食材を組み合わせて成る食材。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、こんにゃくを基材とする、一般の嗜好に適した新しい食感（例えばイカ肉に類似したもの）をもつ低カロリー食材が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
第１の実施形態：第１の実施形態は、（１）に述べたように、特許第３４９８０８７号及び特許第３７２１３５１号におけると同様、こんにゃく粉に湯を加えてゼリー状とし、これにココナッツミルクを加えて均一な混和物とし、該混和物に水酸化カルシウムを温水に溶解したアルカリ液を加えて全体を凝固整型し、必要に応じ適宜に切り分け、加熱して残余のアルカリ分を除去して得られる食材である。ココナッツミルクを添加することにより、該食材は舌ざわりが滑らかになり、色も白色を呈するためイカ刺身に似たものとなって一般の嗜好に受け入れられやすい。ココナッツミルクの添加量は目的に応じて定められるが、おおむね全体の２０〜５０％程度である。
【０００７】
第２の実施形態：第２の実施形態は、第１の実施形態の加工食品の製造過程において、調味料若しくは調味機能を有する成分を添加して、目的に応じた更なる味覚の向上を図るものである。調味料としては化学調味料のほか通常「だし」として使用されるものを用い、調味機能を有する成分としては、例えばキノコ、海藻類又は食肉類の粉末若しくはエキスを用いることが出来る。なお、調味機能を有する成分はこれらの例示に限定されるものではない。
【０００８】
第３の実施形態：第３の実施形態は、第１の実施形態若しくは第２の実施形態の加工食品と他の食材とを組み合わせた加工食品である。既に特許第３４９８０８７号及び特許第３７２１３５１号に基づく加工食品は、カロリーの低減を目的として食肉と組み合わされ、ソーセージ、ハンバーグ等の形態で販売されているが、本発明にかかる加工食品も同様に使用できる。更に、新しい食感を生かして、魚肉等の広い範囲の食材との組み合わせにより、新しい加工食品への発展が期待される。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
本発明により、更に広い市場性を有する低カロリー加工食品の提供が可能となり、肥満等の社会問題の解消への貢献が期待される。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、植物原料による低カロリー食品、特に一般の嗜好にマッチした新しい食感を与える低カロリー食品の開発に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
近年、肥満の問題が大きな社会現象となるにつれ、低カロリー食品の開発に関心が集まりつつある。本発明者は、このような趨勢に対し、食肉に代わる、しかも食肉に匹敵する食感を持つ低カロリー食品ないしはその製造方法を開発（特許文献１、２）し、工業化して相当の普及を見ている。しかし、低カロリー食品の更なる普及のためには、食肉にこだわらぬ新しい食材の開発を進めることが重要である。
【特許文献１】特許第３４９８０８７号
【特許文献２】特許第３７２１３５１号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明においては、「コンニャク」を主体とした新しい食感を有する低カロリー加工食品を開発する。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
（１）こんにゃく粉に湯を加えてゼリー状とし、これにココナッツミルクを加えて均一な混和物とし、該混和物に水酸化カルシウムを温水に溶解したアルカリ液を加えて全体を凝固整型し、必要に応じ適宜に切り分け、加熱して残余のアルカリ分を除去することを特徴とする食材。
（２）（１）記載の食材の製造過程において、調味料若しくは調味機能を有する成分（キノコ及び／又は海藻類及び／又は食肉類の粉末若しくはエキス等）を添加することを特徴とする食材。
（３）（１）又は（２）記載の食材に他の食材を組み合わせて成る食材。
【発明の効果】
【０００５】
本発明により、こんにゃくを基材とする、一般の嗜好に適した新しい食感（例えばイカ肉に類似したもの）をもつ低カロリー食材が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
第１の実施形態：第１の実施形態は、（１）に述べたように、特許第３４９８０８７号及び特許第３７２１３５１号におけると同様、こんにゃく粉に湯を加えてゼリー状とし、これにココナッツミルクを加えて均一な混和物とし、該混和物に水酸化カルシウムを温水に溶解したアルカリ液を加えて全体を凝固整型し、必要に応じ適宜に切り分け、加熱して残余のアルカリ分を除去して得られる食材である。ココナッツミルクを添加することにより、該食材は舌ざわりが滑らかになり、色も白色を呈するためイカ刺身に似たものとなって一般の嗜好に受け入れられやすい。ココナッツミルクの添加量は目的に応じて定められるが、おおむね全体の２０〜５０％程度である。
【０００７】
第２の実施形態：第２の実施形態は、第１の実施形態の加工食品の製造過程において、調味料若しくは調味機能を有する成分を添加して、目的に応じた更なる味覚の向上を図るものである。調味料としては化学調味料のほか通常「だし」として使用されるものを用い、調味機能を有する成分としては、例えばキノコ、海藻類又は食肉類の粉末若しくはエキスを用いることが出来る。なお、調味機能を有する成分はこれらの例示に限定されるものではない。
【０００８】
第３の実施形態：第３の実施形態は、第１の実施形態若しくは第２の実施形態の加工食品と他の食材とを組み合わせた加工食品である。既に特許第３４９８０８７号及び特許第３７２１３５１号に基づく加工食品は、カロリーの低減を目的として食肉と組み合わされ、ソーセージ、ハンバーグ等の形態で販売されているが、本発明にかかる加工食品も同様に使用できる。更に、新しい食感を生かして、魚肉等の広い範囲の食材との組み合わせにより、新しい加工食品への発展が期待される。
【産業上の利用可能性】
【０００９】
本発明により、更に広い市場性を有する低カロリー加工食品の提供が可能となり、肥満等の社会問題の解消への貢献が期待される。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
こんにゃく粉に湯を加えてゼリー状とし、これにココナッツミルクを加えて均一な混和物とし、該混和物に水酸化カルシウムを温水に溶解したアルカリ液を加えて全体を凝固整型し、必要に応じ適宜に切り分け、加熱して残余のアルカリ分を除去することを特徴とする食材。
【請求項２】
請求項１記載の食材の製造過程において、調味料若しくは調味機能を有する成分（キノコ類及び／又は海藻類及び／又は食肉類の粉末若しくはエキス等）を添加することを特徴とする食材。
【請求項３】
請求項１又は請求項２記載の食材に他の食材を組み合わせて成る食材。
【請求項１】
こんにゃく粉に湯を加えてゼリー状とし、これにココナッツミルクを加えて均一な混和物とし、該混和物に水酸化カルシウムを温水に溶解したアルカリ液を加えて全体を凝固整型し、必要に応じ適宜に切り分け、加熱して残余のアルカリ分を除去することを特徴とする食材。
【請求項２】
請求項１記載の食材の製造過程において、調味料若しくは調味機能を有する成分（キノコ類及び／又は海藻類及び／又は食肉類の粉末若しくはエキス等）を添加することを特徴とする食材。
【請求項３】
請求項１又は請求項２記載の食材に他の食材を組み合わせて成る食材。
【公開番号】特開２００９−５５８８９（Ｐ２００９−５５８８９Ａ）
【公開日】平成２１年３月１９日（２００９．３．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−２５０１４８（Ｐ２００７−２５０１４８）
【出願日】平成１９年８月２９日（２００７．８．２９）
【出願人】（０００１００７５７）アイシーエス株式会社 (26)
【出願人】（５０１１０８４８５）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年３月１９日（２００９．３．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年８月２９日（２００７．８．２９）
【出願人】（０００１００７５７）アイシーエス株式会社 (26)
【出願人】（５０１１０８４８５）
【Ｆターム（参考）】
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