説明

車両用灯具

【課題】発光素子の放熱を充分に行うことができるともに、スペースの有効利用を図って小型化を実現できる車両用灯具を提供する。
【解決手段】ヒートシンク23に搭載された発光素子21と、この発光素子21を駆動させる点灯回路基板40と、を備える車両用灯具であって、前記ヒートシンク23は、開口部36を有する箱状の第1ヒートシンク23Aと、前記第1ヒートシンク23Aの前記開口部36を閉塞して取り付けられる第2ヒートシンク23Bとから構成され、前記点灯回路基板40は、前記第1ヒートシンク23Aと第2ヒートシンク23Bによって形成される内部空間内に配置されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用灯具に係り、特に、光源として発光素子を用いた車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用灯具は、たとえば、ハウジングと前面レンズで構成される灯室内に、発光素子と、この発光素子からの光を前面レンズ側へ反射させるリフレクタとを配置させることによって構成されている。
【0003】
この場合、発光素子はたとえばハウジングの外に配置させた点灯回路基板によって駆動されるようになっており、発光素子は、放熱手段であるヒートシンクに搭載させることによって、該発光素子の駆動の際の発熱による特性変化を回避させるようになっている。
【0004】
なお、本発明に関連する技術として、たとえば、下記特許文献1、2等が揚げられる。特許文献1は、放電バルブを駆動させる制御基板(発熱部品が搭載されている)を金属ケース内に配置させるようになっており、該金属ケースには前記発熱部品の下部に放熱部が形成されている技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献2は、器具本体内に、発光ダイオードが実装された基板と、該発光ダイオードを点灯させる点灯装置を配置させるようになっており、発光ダイオードからの熱を前記基板の取付け部を介して器具本体に放熱させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002-252484号公報
【特許文献2】特開2008-084783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した構成からなる車両用灯具は、近年、灯室内のスペースが小さくなっていく傾向があることが否めない。
【0008】
このような状況の下、発光素子からの熱をこれまで以上に放熱させ発光素子の特性安定を図ろうとして、ヒートシンクを大きくしようとしても、その大きさに限界を生じるようになっていた。
【0009】
また、発光素子を駆動させる点灯回路基板を配置させるスペースが必要とされ、点灯回路基板を金属ケース等からなるノイズシールド部材に収納して外部からのノイズを回避しようとする場合には、該スペースも大きくなってしまう不都合が生じる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、発光素子の放熱を充分に行うことができるともに、スペースの有効利用を図って小型化を実現できる車両用灯具を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するために、本発明は、発光素子の放熱を図るヒートシンクと点灯回路基板のノイズシールド部材を共通にする構成とすることにより、ヒートシンクの効果を向上させるとともに、スペースの有効利用を図るようにしたものである。
【0012】
本発明は、以下の構成によって把握できる。
(1)本発明の車両用灯具は、ヒートシンクに搭載された発光素子と、この発光素子を駆動させる点灯回路基板と、を備える車両用灯具であって、前記ヒートシンクは、開口部を有する箱状の第1ヒートシンクと、前記第1ヒートシンクの前記開口部を閉塞して取り付けられる第2ヒートシンクとから構成され、前記点灯回路基板は、前記第1ヒートシンクと第2ヒートシンクによって形成される内部空間内に配置されていることを特徴とする。
(2)本発明の車両用灯具は、(1)の構成において、前記第1ヒートシンクの対向する一対の側壁面のそれぞれに溝が形成され、前記点灯回路基板は、前記第1ヒートシンクの前記開口部側から、対向する一対の各辺部が前記溝のそれぞれに嵌合された状態で挿入されることにより、前記第1ヒートシンクの内部空間内に配置されることを特徴とする。
(3)本発明の車両用灯具は、(1)の構成において、前記発光素子は、第1ヒートシンクに搭載されていることを特徴とする。
(4)本発明の車両用灯具は、(3)の構成において、前記点灯回路基板は、その半導体装置が搭載される面を前記発光素子が配置される側と反対側に近づけて、配置されていることを特徴とする。
(5)本発明の車両用灯具は、(3)の構成において、前記第1ヒートシンクは、前記発光素子が搭載されている面の厚さが、少なくとも前記発光素子が搭載されている面と対向する面の厚さよりも厚く形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
このように構成した車両用灯具によれば、発光素子の放熱を充分に行うことができるともに、スペースの有効利用を図って小型化を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の車両用灯具の実施態様1の要部を示す斜視図である。
【図2】本発明の車両用灯具の実施態様1の全体の概略断面図である。
【図3】ヒートシンクとこのヒートシンクに搭載された発光素子を示した斜視図である。
【図4】第1ヒートシンク内に点灯駆動回路が配置された状態を、開口を有する一側面側から観た正面図である。
【図5】第1ヒートシンクを側面側から観た一部透視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施態様1)
図2は、本発明の車両用灯具の実施態様1の概略を示す断面図である。図2は、たとえば前照灯(ヘッドランプ)からなる車両用灯具10を示している。
【0016】
図2において、車両用灯具10は、その灯室11を前面レンズ12とハウジング13によって画成するようになっている。前面レンズ12は車両の前方側(図面左側)に配置され、ハウジング13は車両の後方側(図面右側)に配置されるようになっている。
【0017】
ハウジング13は車両の前方部に開口14を有し、その開口縁において前面レンズ12の周縁部12Aを挿入させる溝部15が形成されている。ハウジング13の開口縁の溝部15にはホットメルト16が塗布され、このホットメルト16によって前面レンズ12の周縁部12Aを固着させるとともに水分の侵入を防止するシール性を確保できるようになっている。
【0018】
車両用灯具10の灯室11内にはランプ20が配設されている。このランプ20は、大略、発光素子21とリフレクタ22によって構成されている。
【0019】
発光素子21は、ペレット状をなし、その表面に光出射面21Aが形成されて構成されている。なお、この発光素子21は、ハウジング13に対して固定されるヒートシンク23に搭載されて灯室11内に配置されるようなっている。ヒートシンク23は、発光素子21の駆動中に発生する熱を放散させるようになっている。なお、このヒートシンク23は、後述するように、発光素子21を搭載する第1ヒートシンク23Aと、この第1ヒートシンク23Aの一側面に当接し、たとえばリフレクタ22の外側に配置される第2ヒートシンク23Bとで構成されている。発光素子21は、たとえば、灯室11の下方において、その光出射面21Aが灯室11の上方を指向するようにして配置されている。すなわち、発光素子21は、その光出射面21Aが前面レンズ12と直接に対向することなく、該光出射面21Aからの光の出射方向(図中矢印Aで示す)が前面レンズの光軸(図中点線Oで示す)と交差するように配置されている。
【0020】
リフレクタ22は、たとえば、発光素子21の配置面(ヒートシンク23の搭載面に相当する)とほぼ面一となる平坦部22Aと、発光素子21の配置面に対して上方の側に形成される湾曲部22Bとを有し、前面レンズ12側に開口22Cが形成されて構成されている。また、リフレクタ22の平坦部22Aの発光素子21が配置される個所には該発光素子21を露出させる開口部22Dが設けられている。これにより、発光素子21をヒートシンク23とともにハウジング13に固定させた後に、リフレクタ22をハウジング13に固定させることによって、発光素子21をリフレクタ22に対して所定の個所に配置できるようになっている。
【0021】
リフレクタ22の湾曲部22Bは、たとえば回転放物面、放物柱面等を組み合わせた自由曲面からなる表面を有し、発光素子21と対向する側の内面は光反射処理がなされた光反射面を備えて構成されている。リフレクタ22の湾曲部22Bは、発光素子21の光出射面21Aからの光を前記光反射面で反射させて前面レンズ12側へ出射させる機能を有するようになっている。
【0022】
図3は、ヒートシンク23とこのヒートシンク23に搭載された発光素子21を示した斜視図である。図3において、ヒートシンク23Bは、ほぼ立方体をなす第1ヒートシンク23Aと、この第1ヒートシンク23Aの一側面に当接して配置される第2ヒートシンク23Bとから構成されている。第1ヒートシンク23Bの上面のほぼ中央には、発光素子21が、給電ソケット24に嵌合された状態で、第1ヒートシンク23Aに係止される固定バネ25に押圧されることによって配置されている。なお、給電ソケット24、固定バネ25は、それぞれ、開口が形成され、これら開口を通して発光素子21の光出射面21Aが露出されるようになっている。第2ヒートシンク23Aは、たとえば第1ヒートシンク23Aの上面を超える高さを有する板状部31と、この板状部31の第1ヒートシンク23Aと反対側の面に並設された複数の放熱フィンからなるフィン部32とが一体に形成されることによって構成されている。
【0023】
図1は、図3に示した第1ヒートシンク23A、第2ヒートシンク23B、発光素子21等を分解して示した斜視図である。図から明らかなように、まず、第1ヒートシンク23Aは、第2ヒートシンク23Bが当接して配置される一側面においてのみ開口を有する箱体(該開口と対向する側面は閉塞されている:図5参照)として形成されている。これにより、発光素子21によって発生した熱は、第1ヒートシンク23Aに伝導されて該第1ヒートシンク23Aから放熱されるとともに、第2ヒートシンク23Bにも伝導されて該第2ヒートシンク23Bからも放熱されるようになっている。第1ヒートシンク23Aに対する第2ヒートシンク23Bの取り付けは、たとえば、第2ヒートシンク23Bに形成された螺子挿入孔34を通して、第1ヒートシンク32Aの開口36を縁取る側端面に形成された螺子螺入孔35に螺入される螺子(図示せず)によってなされるようになっている。そして、立方体状の箱体からなる第1ヒートシンク23Aには、前記開口36を通して収納される点灯駆動回路40が配置されるようになっている。
【0024】
点灯駆動回路40は、発光素子21の点灯を駆動する回路からなり、配線基板40Aの上面等に半導体素子および他の素子等が搭載されて構成されている。点灯駆動回路40は、たとえば、その配線基板40Aが、発光素子21が搭載される第1ヒートシンク23Aの上面とほぼ平行になるように第1ヒートシンク23の開口36内に配置されるようになっている。すなわち、第1ヒートシンク23Aの開口36の上記上面と直交する内壁面のそれぞれには、開口36から奥行きにかけて延在する溝38が形成され、点灯駆動回路40は、その配線基板40Aの辺部を該溝38に嵌合させた状態で開口36側から奥行き側へスライドさせることにより、第1ヒートシンク23A内に配置されるようになっている。
なお、図1では、点灯駆動回路40の半導体素子および他の素子等が搭載される面は、図中上方にして、すなわち、発光素子21が配置される側に近づけて配置するようにしたものである。しかし、これに限定されることはなく、点灯駆動回路40の半導体素子および他の素子等が搭載される面を、図中下方にして、すなわち、発光素子21が配置される側と反対側に近づけて配置させるようにしてもよい。このようにした場合、点灯駆動回路40の半導体素子および他の素子等において、熱の影響を低減できる効果を奏する。
【0025】
図4は、第1ヒートシンク23Aに点灯駆動回路40が配置された状態を、開口36が形成された一側面側から観た正面図である。このように、第1ヒートシンク23Aに収納される点灯駆動回路40は、第1ヒートシンク23Aに対する第2ヒートシンク23Bの取り付けがなされた後、その周囲を金属体によって完全に被われることになることから、外部からのノイズに全く影響されることのない構成とすることができる。
なお、図4において、立方体からなる第1ヒートシンク23Aは、前記開口36が形成される側の面を除いて、厚さを有する5つの面を有することになり、この場合、発光素子21が搭載されている面の厚さTは、少なくとも発光素子21が搭載されている面と対向する面の厚さT’よりも厚く形成するようにしてもよい。このようにした場合、発光素子21からの放熱の大部分を第1ヒートシンク23Aの上部(発光素子21が配置されている側)で行うことができ、点灯駆動回路40への熱の影響を低減できる効果を奏する。
【0026】
また、図1に示すように、発光素子21は、第1ヒートシンク23Aの上面に直接に接触して配置されるとともに、上方から給電ソケット24が嵌合されるようになっている。給電ソケット24は、点灯駆動回路40とコード39を介して電気的接続がなされ、発光素子21と嵌合されることによって、発光素子21と点灯駆動回路40との電気的接続が図れるようになっている。なお、第1ヒートシンク23Aの開口36を縁取る側端面には該開口36から上面にまで至る溝部42が形成されており、この溝部42に前記コード39を挿入して配置させておくことで、第1ヒートシンク23Aと第2ヒートシンク23Bとの取り付けがなされた後においても、点灯駆動回路40に接続されるコード39を発光素子21側へ引き出せるようになっている。そして、給電ソケット24に嵌合された発光素子21は、第1ヒートシンク23Aを側面側から観た図5に示すように、該給電ソケット24を介して押さえられる固定バネ25によって、第1ヒートシンク23Aの上面の定位置に配置されるようになっている。
【0027】
固定バネ25は、第1ヒートシンク23Aの開口36側の側端面にまで延在するたとえば2個の係止部25Aと、第1ヒートシンク23Aの前記側端面と対向する側面側にまで延在するたとえば1個の係止部25Bを備え、係止部25Aが第1ヒートシンク23Aの側端面に形成された凹部45Aに係止され、係止部25Bが第1ヒートシンク23の側面に形成された凹部45Bに係止されることによって、固定バネ25の有する弾性で発光素子21を第1ヒートシンク23A側へ押圧させるようになっている。これにより、発光素子21と第1ヒートシンク23Aとの間に空気層の隙間を無くし、発光素子21からの熱を効率よく第1ヒートシンク23A、さらには第2ヒートシンク23Bへ伝導させることができるようになる。
【0028】
このように構成した車両用灯具は、ヒートシンク23に配線基板40Aを内蔵させた構成としていることから、該ヒートシンク23を従来において該配線基板40Aを配置させていたスペースを必要としなくなるとともに、ヒートシンクの表面積を大きくでき、発光素子21からの熱の放熱効果を大きくすることができるようになる。
【0029】
また、従来のように配線基板40Aを金属ケース等からなるノイズシールド部材に収納させていた構成において、該ノイズシールド部材によるスペースの確保を必要とするが、本発明のように、ノイズシールド部材をヒートシンク23によって兼用させる構成とすることによって、スペースの大幅な低減を図ることができるようになる。
【0030】
このようなことから、実施態様1による車両用灯具によれば、発光素子21の放熱を充分に行うことができるとともに、スペースの有効利用を図って小型化を実現できるようになる。
(実施態様2)
実施態様1では、第2ヒートシンク23Bを、第1ヒートシンク23Aの前面レンズ12と反対側の面において配置させるように構成したものである。しかし、第2ヒートシンク23Bを取り付ける第1ヒートシンク23Aの面は、発光素子21が搭載される面を除いた他の面ならば、どの面であってもよく、また、これらの面は二以上の面であってもよい。要は、第2ヒートシンク23Bは灯室11内においてスペース的に余裕がある部分を選択して取り付けることができる。
(実施態様3)
実施態様1では、第2ヒートシンク23Bにフィン部32が形成され、第1ヒートシンク23Aに放熱フィンが形成されていない構成としたものである。しかし、これに限定されることはなく、第1ヒートシンク23Aにフィン部32が形成され、第2ヒートシンク23Bにフィン部が形成されていない構成とするようにしてもよい。また、第1ヒートシンク23Aおよび第2ヒートシンク23Bのいずれにもフィン部を形成するようにしてもよく、また、形成しなくてもよい。
(実施態様4)
実施態様1では、灯室11内に発光素子21、ヒートシンク23、リフレクタ22を備えた構成としたものである。しかし、ハウジング13に対してこれら発光素子21、ヒートシンク23、リフレクタ22を傾動させる機構を備えるように構成してもよいことはいうまでもない。
(実施態様5)
実施態様1では、灯室11内に一個のランプを備えた構成としたものである。しかし、これに限らず、同じ灯室内に複数のランプを備えるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0031】
以上説明したことから明らかなように、本発明による車両用灯具によれば、発光素子の放熱を充分に行うことができるともに、スペースの有効利用を図って小型化を実現できるようになる。
【0032】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0033】
10……車両用灯具、11……灯室、12……前面レンズ、13……ハウジング、14……開口(ハウジングの)、12A……周縁部(前面レンズの)、15……溝部、16……ホットメルト、20……ランプ、21……発光素子、21A……光出射面、22……リフレクタ、22A……平坦部(リフレクタの)、22B……湾曲部(リフレクタの)、22C……開口(リフレクタの)、22D……開口部(リフレクタの)、23……ヒートシンク、23A……第1ヒートシンク、23B……第2ヒートシンク、24……給電ソケット、25……固定バネ、31……板状部(第2ヒートシンクの)、32……フィン部(第2ヒートシンクの)、34……螺子挿入孔、35……螺子螺入孔、36……開口(第1ヒートシンクの)、38……溝、39……コード、40……点灯駆動回路、40A……配線基板、42……溝部、45A、45B……凹部。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒートシンクに搭載された発光素子と、この発光素子を駆動させる点灯回路基板と、を備える車両用灯具であって、
前記ヒートシンクは、開口部を有する箱状の第1ヒートシンクと、前記第1ヒートシンクの前記開口部を閉塞して取り付けられる第2ヒートシンクとから構成され、
前記点灯回路基板は、前記第1ヒートシンクと第2ヒートシンクによって形成される内部空間内に配置されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記第1ヒートシンクの対向する一対の側壁面のそれぞれに溝が形成され、前記点灯回路基板は、前記第1ヒートシンクの前記開口部側から、対向する一対の各辺部が前記溝のそれぞれに嵌合された状態で挿入されることにより、前記第1ヒートシンクの内部空間内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記発光素子は、第1ヒートシンクに搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記点灯回路基板は、その半導体装置が搭載される面を前記発光素子が配置される側と反対側に近づけて、配置されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第1ヒートシンクは、前記発光素子が搭載されている面の厚さが、少なくとも前記発光素子が搭載されている面と対向する面の厚さよりも厚く形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2013−45717(P2013−45717A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−183934(P2011−183934)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(000000136)市光工業株式会社 (774)
【Fターム(参考)】