履物及び履物用中敷き
【課題】歩くだけで、体全体の筋力のバランスを整え体力アップにつながる履物及び履物用中敷きを提供する。
【解決手段】土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2と、踵側の一部に形成する段部3と、を有する履物および履物用の中敷き1において、土踏まずと足指の中間部に形成する段部2は、小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成、又は不均衡に形成し、踵側の段部は小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成する。
【解決手段】土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2と、踵側の一部に形成する段部3と、を有する履物および履物用の中敷き1において、土踏まずと足指の中間部に形成する段部2は、小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成、又は不均衡に形成し、踵側の段部は小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツシューズ、ウォーキングシューズ、通勤靴、サンダル、スリッパなど履物に使用する中敷きおよび履物全般に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高齢者の健康保持・増進に必要な「歩く」という動作を手助けするウォーキングシューズがあった。(例えば特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 実願平8−9795号広報
【特許文献2】 特願2001−232868号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の高齢者用ウォーキングシューズは、歩くという動作を手助けする疲れないシューズである。また、特許文献2に記載の中底および中敷または靴下は、転んで捻挫しない、疲れない、蒸れないというものである。
【0005】
本発明は、スポーツシューズ、ウォーキングシューズ、通勤靴、サンダル、スリッパなどを履いて歩行する時、又は走行する時において、体重が軽くなったように足が高く上がり且つ筋肉を捻じりながら歩くことで広く筋肉を鍛え、体力アップを図ることができる履物及び履物用中敷きを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部と、踵側の一部に形成する段部と、を有する履物および履物用の中敷きにおいて、土踏まずと足指の中間部に形成する段部は、小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成、又は不均衡に形成し、踵側の段部は小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部は、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部は、小指側が位置する外側を低く形成し、親指側が位置する内側を高く形成することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、履物及び履物用中敷きに形成する段部は、弾力部材で形成、または気体、液体を封入する空気室で形成することを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずに当たる部分に孔を形成することを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に全る中間部に形成する段部は山型であることを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、踵部の上部付近から足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿ってねじれを形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、人間が歩行、走行する際に足の裏にかかる全体重を半減させるという考えから発明されたものである。人間が歩行する場合、足裏の中で、一番最初に体重の負荷がかかる部分が踵部、そして土踏まずの外側沿いに重心が親指方向へ移動し、最後に親指で全体重を蹴り上げて次の足が前へ出るというのが通常の重心移動である。この重心移動を利用して、土踏まずから指足に至る中間部分と、踵側の一部に段部を形成することで、てこを使った時のように重い体を軽く押し上げることができ、膝などに負担がかからず、ふくらはぎ、太もも、臀部、腹筋を使って軽々と歩くことができるという優れた効果を発揮する。
【0013】
請求項2に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することで、地面に足を安定的に着地させるためには、足首を通常より内側にローリングさせなければならなくなり、必然的に足首の可動域が広がる。足首のローリングの可動域が広がることで、足首の内側、ふくらはぎの内側、太ももの内側、臀部、腹部などの内筋がねじられ、歩くだけで、筋肉の捻じれ運動を起こし、筋肉を柔らかくすることができる。筋肉が柔らかくなることで、怪我の予防にもつながり体力アップが図られるという優れた効果を発揮する。
【0014】
また、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することで、歩行時、走行時にあまり重心がかからない足の中指、薬指、小指側の足の裏にも負荷をかけることができ、通常あまり負荷のかからない部分を刺激することで、普段使われない内部の筋肉や神経を活性化させることができるという優れた効果を発揮する。
【0015】
また、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することで、走行時にコーナーを回る時など外側に逃げる力を外側の段部で吸収することができ、外に逃げるロスを少なくすることができる。運動会でトラックのコーナーを回る時や、野球でダイヤモンドを回る時、バッティング、ゴルフなどのスイングにおいても、力強く地面を蹴る、ボールに力を伝えるということが、容易にできるようになる。
【0016】
請求項3に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、小指側が位置する外側を低く形成し、親指側が位置する内側を高く形成することで、請求項2とは逆に、地面に足を安定的に着地させるためには、足首を通常より外側にローリングさせなければならなくなり、必然的に足首の可動域が広がる。足首のローリングの可動域が広がることで、足首の外側、ふくらはぎの外側、太ももの外側、臀部、腹部などの内筋が捻じられ、歩くだけで、筋肉の捻じれ運動を起こし筋力の老化を防止することができるという優れた効果を発揮する。
【0017】
請求項4に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、段部を形成する素材を弾力部材または、空気及び液体を封入した空気室で形成することで、着地時の振動、衝撃を和らげ、且つ足の着地時に受ける荷重を利用して反発力をつくり、次の一歩を軽く踏み出すことができるという優れた効果を発揮する。
【0018】
請求項5に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずに当たる部分に孔を形成することで、段部の弾力性がさらに高まり、歩行時、走行時に足首、膝、腰などにかかる負担を軽減することができ、一歩一歩を軽く歩くことができるという優れた効果を発揮する。
【0019】
請求項6に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る部分に山型の段部を形成することにより、5本全部の足の指先で山型になっている段部を掴んでは離すという、指先の屈伸運動をすることができる。指先を運動させることで血流が促進され、さらに指先から繋がる内筋の運動も促進させることができ、健康、体力の維持に優れた効果を発揮する。
【0020】
請求項7に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、踵部の上部付近から足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿ってねじれを形成することで、段部を形成したことと同様に一方の側が高くなり、他方の側が低くなるという構造になり、これにより、足首の可動域の拡大、ふくらはぎ、太もも、臀部、腹部などの筋肉への運動を促進することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】 本発明の履物及び履物用中敷きの斜視図である。
【図2】 本発明の履物及び履物用中敷きの平面図である。
【図3】 本発明の履物及び履物用中敷きのA−A線断面図である。
【図4】 本発明の履物及び履物用中敷きのB−B線断面図である。
【図5】 本発明の履物及び履物用中敷きのC−C線断面図である。
【図6】 本発明の履物及び履物用中敷きの左側面図である。
【図7】 本発明の履物及び履物用中敷きの右側面図である。
【図8】 本発明の履物及び履物用中敷きの背面図である。
【図9】 本発明の履物及び履物用中敷きの第2の実施例である。
【図10】 本発明の履物及び履物用中敷きの第3の実施例である。
【図11】 本発明の履物及び履物用中敷きの斜視図である。
【図12】 本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例である。
【図13】 本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例の正面図である。
【図14】 本発明の履物及び履物用中敷きの第5の実施例である。
【図15】 本発明の履物及び履物用中敷きの第6の実施例である。
【図16】 本発明の履物及び履物用中敷きの第7の実施例である。
【図17】 人間の歩行時に足裏にかかる重心移動の流れである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を図面に示す実施形態図1〜17に基づき説明をする。ただし、以下の実施するための形態は、本発明を履物及び履物用中敷きの一例として説明するものであり、この説明の図の項に限定されるものではない。
【0023】
図1は、本発明の履物及び履物用中敷きの1対の斜視図である。中敷き1、中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、中敷きのつま先側に形成する平坦部4、踵側に形成する平坦部5、小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。段部2は、小指側に位置する外側の段部aが高くなり、親指側に位置する内側の段部bが低くなる。また、段部aと段部bは、同じ高さに形成してもよい。
【0024】
図2は、本発明の履物及び履物用中敷きの平面図である。中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、中敷きのつま先側に形成する平坦部4、踵側に形成する平坦部5から構成される。A−A線は、中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2の一番高い部分の切断個所、B−B線は、踵側の一部に形成する段部3の一番高い部分の切断個所、C−C線は、中敷きの軸方向中心部分の切断個所である。
【0025】
図3は、本発明の履物及び履物用中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2のA−A線の断面図である。段部2、空気室2´、小指側が位置する外側の段部a、親指側が位置する内側の段部bから構成される。空気室2´は、気体、液体を封入するものであり、外側の段部a側に体重が乗り圧力がかかった時に、内側の段部b側に気体、液体が押されて逃げ、空気室全体が平らになるような形状にすることが肝要である。気体、液体を封入しない場合は、全体を弾力素材で形成する。
【0026】
図4は、本発明の履物及び履物用中敷きの踵側の一部に形成する段部3のB−B線の断面図である。段部3、空気室´から構成される。踵部の一部に形成する段部3の高さは、外側、内側ともに同じ高さに形成する。空気室3´は、気体、液体を封入しない場合は、全体を弾力素材で形成する。
【0027】
図5は、本発明の履物及び履物用中敷きのC−C線断面図である。段部2、空気室2´、段部3、空気室3´、小指側が位置する外側の段部aである。空気室2´は、小指側が位置する外側の段部a側に体重が乗り圧力がかかった時に、内側の段部b側に気体、液体が押されて逃げ込み、段部2が平らになるようなラグビーボール状、ひし形状などの形状が理想的である。
【0028】
図6は、本発明の履物及び履物用中敷きの左側面図である。土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。段部2、段部3は湾曲を描くように山型に形成することで、足裏との接触面積を小さくすることができる。足裏との接触面積が小さいことで、足にかかる反発力を向上させることができ、足が高く上がり、歩行、走行がスムーズに行われる。
【0029】
図7は、本発明の履物及び履物用中敷きの右側面図である。土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3から構成される。小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。段部2、段部3は、空気室を形成せずに弾力素材だけで形成してもよい。
【0030】
図8は、本発明の履物及び履物用中敷きの背面図である。土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。踵側の一部に形成する段部3は、外側、内側ともに同じ高さに形成することが望ましい。これは、歩行時に最初に土に着地する部位が踵であり、踵の部分が安定した状態で着地することで足首のぐらつきを防止し、安定した状態で歩くことができる。また、小指側が位置する外側の段部aが高く、親指側が位置する段部bが低いことで、歩行時に足首がローリングされ各部位の可動域が広がり、足首、ふくらはぎ、太もも、股関節、臀部、腹部等の内筋にまで負荷をかけることができる。
【0031】
図9は、本発明の履物及び履物用中敷きの中敷きの第2の実施例である。中敷きに形成された孔Cから構成される。孔Cを形成することで、段部2、段部3との高低差が生まれさらに弾力性が向上する。また、孔を形成し空気の流れをつくることで、足裏に発生する汗や臭いなどを減少させることができる。さらに、孔を形成することで、本発明の履物及び履物用中敷きと足裏の密着度が高まり滑り止めの効果も生まれる孔である。
【0032】
図10は、本発明の履物及び履物用中敷きの中敷きの第3の実施例である。中敷き6、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部7、踵側の一部に形成する段部8、小指側に位置する外側の段部d、親指側に位置する内側の段部eから構成される。
【0033】
図11は、本発明の履物及び履物用中敷きの捻じれを形成する前の1対の履物である。履物9、踵部10、靴底の縦の中心軸Dから構成される。
【0034】
図12は、本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例の斜視図である。履物9、踵部10、小指側に位置する外側の段部f、親指側に位置する内側の段部gから構成される。踵部8の上部あたりから足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿って小指側に捻じれを形成することで、小指側に位置する外側の段部fが高くなり、親指側に位置する内側の段部gが低くなる。
【0035】
図13は、本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例の正面図である。履物9、踵部10、小指側に位置する外側の段部f、親指側に位置する内側の段部g、縦の中心軸Dから構成される。縦の中心軸D付近から軸方向に沿って小指側に捻じれを形成することで、小指側に位置する外側の段部fが高くなり、親指側に位置する内側の段部gが低くなる。これにより、より足首をローリングさせながら歩く、又は走ることができ、各部位の可動域を広げ、足首、ふくらはぎ、太もも、股関節、臀部、腹部等の内筋を鍛えることができる。歩くだけで、内筋を鍛え柔らかな筋肉をつくることが可能となる。
【0036】
図14は、本発明の履物及び履物用中敷きの履物の第5の実施例の斜視図である。履物11、小指側に位置する外側の段部h、親指側に位置する内側の段部iから構成される。図12とは逆に親指側に捻じることで、親指側に位置する内側の段部iが高くなる。
【0037】
図15は、本発明の履物及び履物用中敷きの第6の実施例の斜視図である。履物12、インソールに形成した小指側に位置する外側の段部j、親指側に位置する内側の段部kから構成される。小指側に位置する外側の段部jは、親指側に位置する内側の段部kより高く形成する。段部は山型に形成し、踵部の段部は形成しても、形成しなくても良いが、平衡であることが肝要である。
【0038】
図16は、本発明の履物及び履物用中敷きの第7の実勢例斜視図である。履物14、インソールに形成した小指側に位置する外側の段部l、親指側に位置する内側の段部mから構成される。小指側に位置する外側の段部lは、親指側に位置する内側の段部mより低く形成する。段部は山型に形成し、踵部の段部は形成しても、形成しなくても良いが、平衡であることが肝要である。
【0039】
図17は、歩行時に人間の足裏にかかる重心移動の流れである。一番最初に着地する部分踵▲1▼、重心移動が黒い矢印▲2▼、最後に蹴り上げる指先▲3▼、歩行時にあまり重心がかからない部分▲4▼、土踏まず▲5▼から構成される。黒い矢印▲2▼に沿って徐々に重心が移動し、最後に親指を中心につま先でけり上げるのが一般的な歩行時の重心移動である。中指、薬指、小指周辺は重心移動の負担があまりかからない部分となっている。
【0040】
重心移動の負担があまりかからない▲4▼の部分に段部を設けることで、5本の指先を運動させ、足の裏全体に満遍なく負荷をかけることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
5本の足指全部と足の裏全体に負荷をかけて歩くことで、老若男女全ての人の体力アップにつながる。
【符号の説明】
【0042】
1 中敷き
2 土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部
2´ 空気室
3 踵側に形成する段部
3´ 空気室
4 平たん部
5 平たん部
6 第3の実施例
7 土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部
8 踵側に形成する段部
9 第4の実施例
10 踵部
11 第5の実施例
12 第6の実施例
13 踵部
14 第7の実施例
15 踵部
A 切断個所
B 切断個所
C 切断個所
D 軸方向中心線
a 小指側に位置する外側の段部
b 親指側に位置する内側の段部
c 孔
d 小指側に位置する外側の段部
e 親指側に位置する内側の段部
f 小指側に位置する外側の段部
g 親指側に位置する内側の段部
h 小指側に位置する外側の段部
i 親指側に位置する内側の段部
j 小指側に位置する外側の段部
k 親指側に位置する内側の段部
l 小指側に位置する外側の段部
m 親指側に位置する内側の段部
▲1▼ 一番最初に着地する部分
▲2▼ 重心移動の黒い矢印
▲3▼ 最後に蹴り上げる指先
▲4▼ 歩行時に重心が乗らない部分
▲5▼ 土踏まず
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツシューズ、ウォーキングシューズ、通勤靴、サンダル、スリッパなど履物に使用する中敷きおよび履物全般に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高齢者の健康保持・増進に必要な「歩く」という動作を手助けするウォーキングシューズがあった。(例えば特許文献1、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 実願平8−9795号広報
【特許文献2】 特願2001−232868号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の高齢者用ウォーキングシューズは、歩くという動作を手助けする疲れないシューズである。また、特許文献2に記載の中底および中敷または靴下は、転んで捻挫しない、疲れない、蒸れないというものである。
【0005】
本発明は、スポーツシューズ、ウォーキングシューズ、通勤靴、サンダル、スリッパなどを履いて歩行する時、又は走行する時において、体重が軽くなったように足が高く上がり且つ筋肉を捻じりながら歩くことで広く筋肉を鍛え、体力アップを図ることができる履物及び履物用中敷きを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部と、踵側の一部に形成する段部と、を有する履物および履物用の中敷きにおいて、土踏まずと足指の中間部に形成する段部は、小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成、又は不均衡に形成し、踵側の段部は小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部は、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部は、小指側が位置する外側を低く形成し、親指側が位置する内側を高く形成することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、履物及び履物用中敷きに形成する段部は、弾力部材で形成、または気体、液体を封入する空気室で形成することを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずに当たる部分に孔を形成することを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に全る中間部に形成する段部は山型であることを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、踵部の上部付近から足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿ってねじれを形成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、人間が歩行、走行する際に足の裏にかかる全体重を半減させるという考えから発明されたものである。人間が歩行する場合、足裏の中で、一番最初に体重の負荷がかかる部分が踵部、そして土踏まずの外側沿いに重心が親指方向へ移動し、最後に親指で全体重を蹴り上げて次の足が前へ出るというのが通常の重心移動である。この重心移動を利用して、土踏まずから指足に至る中間部分と、踵側の一部に段部を形成することで、てこを使った時のように重い体を軽く押し上げることができ、膝などに負担がかからず、ふくらはぎ、太もも、臀部、腹筋を使って軽々と歩くことができるという優れた効果を発揮する。
【0013】
請求項2に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することで、地面に足を安定的に着地させるためには、足首を通常より内側にローリングさせなければならなくなり、必然的に足首の可動域が広がる。足首のローリングの可動域が広がることで、足首の内側、ふくらはぎの内側、太ももの内側、臀部、腹部などの内筋がねじられ、歩くだけで、筋肉の捻じれ運動を起こし、筋肉を柔らかくすることができる。筋肉が柔らかくなることで、怪我の予防にもつながり体力アップが図られるという優れた効果を発揮する。
【0014】
また、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することで、歩行時、走行時にあまり重心がかからない足の中指、薬指、小指側の足の裏にも負荷をかけることができ、通常あまり負荷のかからない部分を刺激することで、普段使われない内部の筋肉や神経を活性化させることができるという優れた効果を発揮する。
【0015】
また、小指側が位置する外側を高く形成し、親指側が位置する内側を低く形成することで、走行時にコーナーを回る時など外側に逃げる力を外側の段部で吸収することができ、外に逃げるロスを少なくすることができる。運動会でトラックのコーナーを回る時や、野球でダイヤモンドを回る時、バッティング、ゴルフなどのスイングにおいても、力強く地面を蹴る、ボールに力を伝えるということが、容易にできるようになる。
【0016】
請求項3に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、小指側が位置する外側を低く形成し、親指側が位置する内側を高く形成することで、請求項2とは逆に、地面に足を安定的に着地させるためには、足首を通常より外側にローリングさせなければならなくなり、必然的に足首の可動域が広がる。足首のローリングの可動域が広がることで、足首の外側、ふくらはぎの外側、太ももの外側、臀部、腹部などの内筋が捻じられ、歩くだけで、筋肉の捻じれ運動を起こし筋力の老化を防止することができるという優れた効果を発揮する。
【0017】
請求項4に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、段部を形成する素材を弾力部材または、空気及び液体を封入した空気室で形成することで、着地時の振動、衝撃を和らげ、且つ足の着地時に受ける荷重を利用して反発力をつくり、次の一歩を軽く踏み出すことができるという優れた効果を発揮する。
【0018】
請求項5に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずに当たる部分に孔を形成することで、段部の弾力性がさらに高まり、歩行時、走行時に足首、膝、腰などにかかる負担を軽減することができ、一歩一歩を軽く歩くことができるという優れた効果を発揮する。
【0019】
請求項6に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、土踏まずから足指に至る部分に山型の段部を形成することにより、5本全部の足の指先で山型になっている段部を掴んでは離すという、指先の屈伸運動をすることができる。指先を運動させることで血流が促進され、さらに指先から繋がる内筋の運動も促進させることができ、健康、体力の維持に優れた効果を発揮する。
【0020】
請求項7に記載の本発明の履物及び履物用中敷きは、踵部の上部付近から足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿ってねじれを形成することで、段部を形成したことと同様に一方の側が高くなり、他方の側が低くなるという構造になり、これにより、足首の可動域の拡大、ふくらはぎ、太もも、臀部、腹部などの筋肉への運動を促進することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】 本発明の履物及び履物用中敷きの斜視図である。
【図2】 本発明の履物及び履物用中敷きの平面図である。
【図3】 本発明の履物及び履物用中敷きのA−A線断面図である。
【図4】 本発明の履物及び履物用中敷きのB−B線断面図である。
【図5】 本発明の履物及び履物用中敷きのC−C線断面図である。
【図6】 本発明の履物及び履物用中敷きの左側面図である。
【図7】 本発明の履物及び履物用中敷きの右側面図である。
【図8】 本発明の履物及び履物用中敷きの背面図である。
【図9】 本発明の履物及び履物用中敷きの第2の実施例である。
【図10】 本発明の履物及び履物用中敷きの第3の実施例である。
【図11】 本発明の履物及び履物用中敷きの斜視図である。
【図12】 本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例である。
【図13】 本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例の正面図である。
【図14】 本発明の履物及び履物用中敷きの第5の実施例である。
【図15】 本発明の履物及び履物用中敷きの第6の実施例である。
【図16】 本発明の履物及び履物用中敷きの第7の実施例である。
【図17】 人間の歩行時に足裏にかかる重心移動の流れである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を図面に示す実施形態図1〜17に基づき説明をする。ただし、以下の実施するための形態は、本発明を履物及び履物用中敷きの一例として説明するものであり、この説明の図の項に限定されるものではない。
【0023】
図1は、本発明の履物及び履物用中敷きの1対の斜視図である。中敷き1、中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、中敷きのつま先側に形成する平坦部4、踵側に形成する平坦部5、小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。段部2は、小指側に位置する外側の段部aが高くなり、親指側に位置する内側の段部bが低くなる。また、段部aと段部bは、同じ高さに形成してもよい。
【0024】
図2は、本発明の履物及び履物用中敷きの平面図である。中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、中敷きのつま先側に形成する平坦部4、踵側に形成する平坦部5から構成される。A−A線は、中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2の一番高い部分の切断個所、B−B線は、踵側の一部に形成する段部3の一番高い部分の切断個所、C−C線は、中敷きの軸方向中心部分の切断個所である。
【0025】
図3は、本発明の履物及び履物用中敷きの土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2のA−A線の断面図である。段部2、空気室2´、小指側が位置する外側の段部a、親指側が位置する内側の段部bから構成される。空気室2´は、気体、液体を封入するものであり、外側の段部a側に体重が乗り圧力がかかった時に、内側の段部b側に気体、液体が押されて逃げ、空気室全体が平らになるような形状にすることが肝要である。気体、液体を封入しない場合は、全体を弾力素材で形成する。
【0026】
図4は、本発明の履物及び履物用中敷きの踵側の一部に形成する段部3のB−B線の断面図である。段部3、空気室´から構成される。踵部の一部に形成する段部3の高さは、外側、内側ともに同じ高さに形成する。空気室3´は、気体、液体を封入しない場合は、全体を弾力素材で形成する。
【0027】
図5は、本発明の履物及び履物用中敷きのC−C線断面図である。段部2、空気室2´、段部3、空気室3´、小指側が位置する外側の段部aである。空気室2´は、小指側が位置する外側の段部a側に体重が乗り圧力がかかった時に、内側の段部b側に気体、液体が押されて逃げ込み、段部2が平らになるようなラグビーボール状、ひし形状などの形状が理想的である。
【0028】
図6は、本発明の履物及び履物用中敷きの左側面図である。土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。段部2、段部3は湾曲を描くように山型に形成することで、足裏との接触面積を小さくすることができる。足裏との接触面積が小さいことで、足にかかる反発力を向上させることができ、足が高く上がり、歩行、走行がスムーズに行われる。
【0029】
図7は、本発明の履物及び履物用中敷きの右側面図である。土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3から構成される。小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。段部2、段部3は、空気室を形成せずに弾力素材だけで形成してもよい。
【0030】
図8は、本発明の履物及び履物用中敷きの背面図である。土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部2、踵側の一部に形成する段部3、小指側に位置する外側の段部a、親指側に位置する内側の段部bから構成される。踵側の一部に形成する段部3は、外側、内側ともに同じ高さに形成することが望ましい。これは、歩行時に最初に土に着地する部位が踵であり、踵の部分が安定した状態で着地することで足首のぐらつきを防止し、安定した状態で歩くことができる。また、小指側が位置する外側の段部aが高く、親指側が位置する段部bが低いことで、歩行時に足首がローリングされ各部位の可動域が広がり、足首、ふくらはぎ、太もも、股関節、臀部、腹部等の内筋にまで負荷をかけることができる。
【0031】
図9は、本発明の履物及び履物用中敷きの中敷きの第2の実施例である。中敷きに形成された孔Cから構成される。孔Cを形成することで、段部2、段部3との高低差が生まれさらに弾力性が向上する。また、孔を形成し空気の流れをつくることで、足裏に発生する汗や臭いなどを減少させることができる。さらに、孔を形成することで、本発明の履物及び履物用中敷きと足裏の密着度が高まり滑り止めの効果も生まれる孔である。
【0032】
図10は、本発明の履物及び履物用中敷きの中敷きの第3の実施例である。中敷き6、土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部7、踵側の一部に形成する段部8、小指側に位置する外側の段部d、親指側に位置する内側の段部eから構成される。
【0033】
図11は、本発明の履物及び履物用中敷きの捻じれを形成する前の1対の履物である。履物9、踵部10、靴底の縦の中心軸Dから構成される。
【0034】
図12は、本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例の斜視図である。履物9、踵部10、小指側に位置する外側の段部f、親指側に位置する内側の段部gから構成される。踵部8の上部あたりから足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿って小指側に捻じれを形成することで、小指側に位置する外側の段部fが高くなり、親指側に位置する内側の段部gが低くなる。
【0035】
図13は、本発明の履物及び履物用中敷きの第4の実施例の正面図である。履物9、踵部10、小指側に位置する外側の段部f、親指側に位置する内側の段部g、縦の中心軸Dから構成される。縦の中心軸D付近から軸方向に沿って小指側に捻じれを形成することで、小指側に位置する外側の段部fが高くなり、親指側に位置する内側の段部gが低くなる。これにより、より足首をローリングさせながら歩く、又は走ることができ、各部位の可動域を広げ、足首、ふくらはぎ、太もも、股関節、臀部、腹部等の内筋を鍛えることができる。歩くだけで、内筋を鍛え柔らかな筋肉をつくることが可能となる。
【0036】
図14は、本発明の履物及び履物用中敷きの履物の第5の実施例の斜視図である。履物11、小指側に位置する外側の段部h、親指側に位置する内側の段部iから構成される。図12とは逆に親指側に捻じることで、親指側に位置する内側の段部iが高くなる。
【0037】
図15は、本発明の履物及び履物用中敷きの第6の実施例の斜視図である。履物12、インソールに形成した小指側に位置する外側の段部j、親指側に位置する内側の段部kから構成される。小指側に位置する外側の段部jは、親指側に位置する内側の段部kより高く形成する。段部は山型に形成し、踵部の段部は形成しても、形成しなくても良いが、平衡であることが肝要である。
【0038】
図16は、本発明の履物及び履物用中敷きの第7の実勢例斜視図である。履物14、インソールに形成した小指側に位置する外側の段部l、親指側に位置する内側の段部mから構成される。小指側に位置する外側の段部lは、親指側に位置する内側の段部mより低く形成する。段部は山型に形成し、踵部の段部は形成しても、形成しなくても良いが、平衡であることが肝要である。
【0039】
図17は、歩行時に人間の足裏にかかる重心移動の流れである。一番最初に着地する部分踵▲1▼、重心移動が黒い矢印▲2▼、最後に蹴り上げる指先▲3▼、歩行時にあまり重心がかからない部分▲4▼、土踏まず▲5▼から構成される。黒い矢印▲2▼に沿って徐々に重心が移動し、最後に親指を中心につま先でけり上げるのが一般的な歩行時の重心移動である。中指、薬指、小指周辺は重心移動の負担があまりかからない部分となっている。
【0040】
重心移動の負担があまりかからない▲4▼の部分に段部を設けることで、5本の指先を運動させ、足の裏全体に満遍なく負荷をかけることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
5本の足指全部と足の裏全体に負荷をかけて歩くことで、老若男女全ての人の体力アップにつながる。
【符号の説明】
【0042】
1 中敷き
2 土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部
2´ 空気室
3 踵側に形成する段部
3´ 空気室
4 平たん部
5 平たん部
6 第3の実施例
7 土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部
8 踵側に形成する段部
9 第4の実施例
10 踵部
11 第5の実施例
12 第6の実施例
13 踵部
14 第7の実施例
15 踵部
A 切断個所
B 切断個所
C 切断個所
D 軸方向中心線
a 小指側に位置する外側の段部
b 親指側に位置する内側の段部
c 孔
d 小指側に位置する外側の段部
e 親指側に位置する内側の段部
f 小指側に位置する外側の段部
g 親指側に位置する内側の段部
h 小指側に位置する外側の段部
i 親指側に位置する内側の段部
j 小指側に位置する外側の段部
k 親指側に位置する内側の段部
l 小指側に位置する外側の段部
m 親指側に位置する内側の段部
▲1▼ 一番最初に着地する部分
▲2▼ 重心移動の黒い矢印
▲3▼ 最後に蹴り上げる指先
▲4▼ 歩行時に重心が乗らない部分
▲5▼ 土踏まず
【特許請求の範囲】
【請求項1】
土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部と、
踵側の一部に形成する段部と、
を有する履物および履物用の中敷きにおいて、前記土踏まずと足指の中間部の前記段部は、小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成し、又は不均衡に形成し、前記踵側の段部は小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成することを特徴とする履物及び履物用中敷き。
【請求項2】
前記土踏まずから足指に至る中間部に形成する前記段部は、小指側が位置する外側の段部を高く形成し、親指側が位置する内側の段部を低く形成することを特徴とする請求項1に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項3】
前記土踏まずから足指に至る中間部に形成する前記段部は、小指側が位置する外側の段部を低く形成し、親指側が位置する内側の段部を高く形成することを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項4】
前記履物及び履物用中敷きに形成する前記段部は、弾力部材で形成、または気体、液体を封入する空気室で形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項5】
土踏まずに当たる部分に孔を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項6】
前記土踏まずから足指に至る中間部に形成する前記段部の形状は、山型であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項7】
前記履物及び履物用中敷きの踵部の上部付近から足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿ってねじれを形成することを特徴とする履物及び履物用中敷き。
【請求項1】
土踏まずから足指に至る中間部に形成する段部と、
踵側の一部に形成する段部と、
を有する履物および履物用の中敷きにおいて、前記土踏まずと足指の中間部の前記段部は、小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成し、又は不均衡に形成し、前記踵側の段部は小指側が位置する外側の段部と親指側が位置する内側の段部を均衡に形成することを特徴とする履物及び履物用中敷き。
【請求項2】
前記土踏まずから足指に至る中間部に形成する前記段部は、小指側が位置する外側の段部を高く形成し、親指側が位置する内側の段部を低く形成することを特徴とする請求項1に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項3】
前記土踏まずから足指に至る中間部に形成する前記段部は、小指側が位置する外側の段部を低く形成し、親指側が位置する内側の段部を高く形成することを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項4】
前記履物及び履物用中敷きに形成する前記段部は、弾力部材で形成、または気体、液体を封入する空気室で形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項5】
土踏まずに当たる部分に孔を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項6】
前記土踏まずから足指に至る中間部に形成する前記段部の形状は、山型であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の履物及び履物用中敷き。
【請求項7】
前記履物及び履物用中敷きの踵部の上部付近から足指側にかけ、縦の中心軸付近から軸方向に沿ってねじれを形成することを特徴とする履物及び履物用中敷き。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2012−152536(P2012−152536A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−30205(P2011−30205)
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(399043417)有限会社内田販売システム (24)
【出願人】(592047663)
【出願人】(597030637)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【出願人】(399043417)有限会社内田販売システム (24)
【出願人】(592047663)
【出願人】(597030637)
【Fターム(参考)】
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