カメラハウジング
【課題】主に監視用に用いられるテレビカメラの視野の確保に関し、従来は手作業にて蜘蛛の巣を除去しているため、手間がかかることとカメラハウジングの設置位置が高所の場合が多いので危険作業となる。本発明はこのようカメラハウジング前方の視界障害物の自動除去を目的とする。
【解決手段】風力で羽根車を回転させ、羽根車下部に取付けた回転板を回転させて、蜘蛛の巣を除去するもので、使用するテレビカメラを収納するカメラハウジングにおいて、該カメラハウジングの前方に設けた風力により回転する羽根車と、該羽根車の回転により、前記ハウジングの前方で回転する回転板とを有し、カメラハウジング前面の視界障害物を風力による前記回転板の回転により除去するようにしたものである。
【解決手段】風力で羽根車を回転させ、羽根車下部に取付けた回転板を回転させて、蜘蛛の巣を除去するもので、使用するテレビカメラを収納するカメラハウジングにおいて、該カメラハウジングの前方に設けた風力により回転する羽根車と、該羽根車の回転により、前記ハウジングの前方で回転する回転板とを有し、カメラハウジング前面の視界障害物を風力による前記回転板の回転により除去するようにしたものである。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に監視用に用いられるテレビカメラの視野の確保に関し、カメラハウジング前方の視界障害物を除去する機構に関する。一例として、本発明は例えば、蜘蛛の巣によって視界が阻害されることを防止するのに特に有効なカメラハウジングの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】屋外で用いられることの多い監視用テレビカメラは通常はカメラハウジングの中に設けレンズ用ガラス窓を通し、監視対象エリアを撮像する。ところが、このようなカメラハウジングには蜘蛛の巣がはりやすく、従来は、カメラハウジングの前面に張られた蜘蛛の巣の除去は、その都度手作業にて行っていた。蜘蛛の巣に限らず、カメラハウジング前方の障害物は映像品質を低下させるばかりでなく、極端な場合は視界の確保が困難になることもある。
【０００３】図４および、図５は従来のこのようなカメラハウジングにはった蜘蛛の巣を示す正面図および側面図である。同図において、５はカメラハウジング、６はレンズ、７はテレビカメラ、８は蜘蛛の巣を示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来は手作業にて、このような蜘蛛の巣等の障害物を除去しているため、非常に手間がかかる。更に、監視用テレビカメラシステムはカメラハウジングの設置位置が高所の場合が多いので危険作業となる。
【０００５】本発明は、この欠点を除去するために風力を利用して蜘蛛の巣が張られるのを防止するとともに、蜘蛛の巣が張られた場合は除去することを目的とする。つまり、本発明は風力を利用することにより、カメラハウジング前方の障害物を除去することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は使用するテレビカメラを収納するカメラハウジングにおいて、該カメラハウジングの前方に設けた風力により回転する羽根車と、該羽根車の回転により、前記ハウジングの前方で回転する回転板とを有し、カメラハウジング前面の視界障害物を風力による前記回転板の回転により除去するようにしたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図１、図２、図３により説明する。
【０００８】図１は、蜘蛛の巣除去装置をカメラハウジング５に取付けた状態を示す一部側面図、図２は、同じく上面図、図３は同じく正面図である。これらの図において、１は風を受け回転する羽根車、３は軸受部、２は羽根車１が回転するこにより回転する回転板、４は固定板である。その他の参照符号は図４、図５と同一の物を示す。
【０００９】蜘蛛の巣除去装置は、風力により回転する羽根車１、それを支持する軸受部３、羽根車１と同軸に取付けた回転板２、そしてこれらをカメラハウジング５に取付ける固定板４で構成している。
【００１０】以下この機能を説明すると、羽根車１はあらゆる方向の風力で回転し、その回転力により回転板２が回転し、カメラハウジング５の前面に張られた蜘蛛の巣８（図示せず、図４参照）を除去する。また、風がある限り回転板２が回転するので蜘蛛の巣８が形成される頻度が低くなる。このように、必ずしも回転板２は常時回転している必要はなく。一日に数回程度回転するだけでも十分に蜘蛛の巣を除去することが出来る。したがって、屋外に設置するテレビカメラでは十分にその機能を果たすことが出来る。
【００１１】以上実施例で説明したとおり、本発明は特に蜘蛛の巣の除去、予防に効果があるが、これに限らず、視界障害物の除去に有効である。また、鳥などが巣を作るのを防止することも出来る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、カメラハウジング前面に張られた蜘蛛の巣の除去が簡単にできるとともに、蜘蛛の巣、鳥の巣の形成の予防を図ることもできる。しかも、バッテリー、電源など特別な動力も必要ないため、バッテリーで駆動されることの多い遠隔地に設置される屋外用監視用テレビカメラでは特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すカメラハウジング部分側面図
【図２】本発明の一実施例を示すカメラハウジング部分上面図
【図３】本発明の一実施例を示すカメラハウジング正面図
【図４】従来例のカメラハウジング正面図
【図５】従来例のカメラハウジング側面図
【符号の説明】
１：羽根車、２：回転板、３：軸受部、４：固定板、５：カメラハウジング、６：レンズ、７：テレビカメラ、８：蜘蛛の巣
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に監視用に用いられるテレビカメラの視野の確保に関し、カメラハウジング前方の視界障害物を除去する機構に関する。一例として、本発明は例えば、蜘蛛の巣によって視界が阻害されることを防止するのに特に有効なカメラハウジングの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】屋外で用いられることの多い監視用テレビカメラは通常はカメラハウジングの中に設けレンズ用ガラス窓を通し、監視対象エリアを撮像する。ところが、このようなカメラハウジングには蜘蛛の巣がはりやすく、従来は、カメラハウジングの前面に張られた蜘蛛の巣の除去は、その都度手作業にて行っていた。蜘蛛の巣に限らず、カメラハウジング前方の障害物は映像品質を低下させるばかりでなく、極端な場合は視界の確保が困難になることもある。
【０００３】図４および、図５は従来のこのようなカメラハウジングにはった蜘蛛の巣を示す正面図および側面図である。同図において、５はカメラハウジング、６はレンズ、７はテレビカメラ、８は蜘蛛の巣を示す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来は手作業にて、このような蜘蛛の巣等の障害物を除去しているため、非常に手間がかかる。更に、監視用テレビカメラシステムはカメラハウジングの設置位置が高所の場合が多いので危険作業となる。
【０００５】本発明は、この欠点を除去するために風力を利用して蜘蛛の巣が張られるのを防止するとともに、蜘蛛の巣が張られた場合は除去することを目的とする。つまり、本発明は風力を利用することにより、カメラハウジング前方の障害物を除去することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は使用するテレビカメラを収納するカメラハウジングにおいて、該カメラハウジングの前方に設けた風力により回転する羽根車と、該羽根車の回転により、前記ハウジングの前方で回転する回転板とを有し、カメラハウジング前面の視界障害物を風力による前記回転板の回転により除去するようにしたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図１、図２、図３により説明する。
【０００８】図１は、蜘蛛の巣除去装置をカメラハウジング５に取付けた状態を示す一部側面図、図２は、同じく上面図、図３は同じく正面図である。これらの図において、１は風を受け回転する羽根車、３は軸受部、２は羽根車１が回転するこにより回転する回転板、４は固定板である。その他の参照符号は図４、図５と同一の物を示す。
【０００９】蜘蛛の巣除去装置は、風力により回転する羽根車１、それを支持する軸受部３、羽根車１と同軸に取付けた回転板２、そしてこれらをカメラハウジング５に取付ける固定板４で構成している。
【００１０】以下この機能を説明すると、羽根車１はあらゆる方向の風力で回転し、その回転力により回転板２が回転し、カメラハウジング５の前面に張られた蜘蛛の巣８（図示せず、図４参照）を除去する。また、風がある限り回転板２が回転するので蜘蛛の巣８が形成される頻度が低くなる。このように、必ずしも回転板２は常時回転している必要はなく。一日に数回程度回転するだけでも十分に蜘蛛の巣を除去することが出来る。したがって、屋外に設置するテレビカメラでは十分にその機能を果たすことが出来る。
【００１１】以上実施例で説明したとおり、本発明は特に蜘蛛の巣の除去、予防に効果があるが、これに限らず、視界障害物の除去に有効である。また、鳥などが巣を作るのを防止することも出来る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、カメラハウジング前面に張られた蜘蛛の巣の除去が簡単にできるとともに、蜘蛛の巣、鳥の巣の形成の予防を図ることもできる。しかも、バッテリー、電源など特別な動力も必要ないため、バッテリーで駆動されることの多い遠隔地に設置される屋外用監視用テレビカメラでは特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すカメラハウジング部分側面図
【図２】本発明の一実施例を示すカメラハウジング部分上面図
【図３】本発明の一実施例を示すカメラハウジング正面図
【図４】従来例のカメラハウジング正面図
【図５】従来例のカメラハウジング側面図
【符号の説明】
１：羽根車、２：回転板、３：軸受部、４：固定板、５：カメラハウジング、６：レンズ、７：テレビカメラ、８：蜘蛛の巣
【特許請求の範囲】
【請求項１】テレビカメラを収納するカメラハウジングにおいて、該カメラハウジングの前方に設けた風力により回転する羽根車と、該羽根車の回転により、前記ハウジングの前方で回転する回転板とを有し、前記カメラハウジング前方の視界障害物を風力による前記回転板の回転により除去すること特徴とするカメラハウジング。
【請求項１】テレビカメラを収納するカメラハウジングにおいて、該カメラハウジングの前方に設けた風力により回転する羽根車と、該羽根車の回転により、前記ハウジングの前方で回転する回転板とを有し、前記カメラハウジング前方の視界障害物を風力による前記回転板の回転により除去すること特徴とするカメラハウジング。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開平１１−８４５２５
【公開日】平成１１年（１９９９）３月２６日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平９−２４０９５５
【出願日】平成９年（１９９７）９月５日
【出願人】（０００００５４２９）日立電子株式会社 (11)
【公開日】平成１１年（１９９９）３月２６日
【国際特許分類】
【出願日】平成９年（１９９７）９月５日
【出願人】（０００００５４２９）日立電子株式会社 (11)
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